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ユカタン半島 遺跡巡りの旅:第12回

ユカタンの中心都市メリダ

 

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歴史と喧騒の街

  カンペチェからユカタン半島の北西に位置する古都メリダにやってきました。

 メリダはユカタン半島最大のコロニアル都市です。カンペチェよりはるかに規模が大きく、中心部は人と車がいっぱい。のんびりした田舎からやってくると、眼が回りそうな感じです。

  今年はマヤの予言の年ということで、政府はメリダを中心とした観光振興に力を入れ、「都市再生」と銘打ったプロジェクトを進めています。このため、街のいたるところで古い建物の修復や歩道の整備などをしているため、歩きにくいし、埃っぽいし、騒々しいという状況です。

 ここでも街の中心であるソカロ(中央広場)に面して、カテドラル、州庁舎、市庁舎などの主要な建築物があります。見所は、州庁舎の2階の壁画とソカロを挟んで州庁舎の向かいにあるモンテホの家です。

  メキシコでは、政府施設などの壁に壁画が描かれていることが多いのですが、メリダ州庁舎の壁画はマヤの神話やスペイン人による侵略の歴史などが描かれており、なかなか見ごたえがあります。

 また、モンテホの家はメリダの街を建設したフランシスコ・デ・モンテホが住んだ家です。内部は博物館になっていて、モンテホが住んでいた当時の調度品など室内の状況が再現されています。また、この地方の民芸品、手工芸品の展示もあります。

 

メリダのカテドラルの夜景

ソカロに面した建物と州庁舎(国旗がある緑色の建物)

州庁舎2階の大広間。壁には絵画が掛けられている

かつてのメリダ総督が住んだモンテホの家

 

ユカタン歴史人類学博物館

  メリダには、古代マヤの遺物を展示したユカタン歴史人類学博物館(Paracio Canton)があります。ここには、町の中心部から徒歩で30分ほどで行くことができます。

  この博物館をパラシオ・カントンと呼ぶのは、かつてユカタン総督を務めたカントン・ロサード将軍の家族の住居として建てられたためです。1900年代初頭に贅を尽くして建てられた、大理石作りの建物も必見です。

 博物館の展示は、凝ったものや派手な仕掛けはありませんが、いけにえの心臓を乗せたチャックモールや骸骨を象った石の彫刻などが並んでいて目を引きます。また、数多い土器類や装飾品類などにも興味深いものが多いと思います。

  ただ、展示スペースも展示物の数も少なく、1時間もかからずに見終わってしまうので、物足りなく感じます。  ここには15年前にも来たことがあるのですが、展示物がかなり少なくなっていると思いました。建物は2階建てになっており、以前は2階にも展示物があったと思うのですが、今はこの建物の歴史を紹介するような展示になっています。

 実は、この博物館があるパセオ・モンテホでは、新たにマヤ世界博物館の建設が進んでおり、2012年6月には完成する予定です。もしかすると、すでに、そちらに展示物を移し始めているのではないかと思います。新博物館ができれば、ここはパラシオ・カントンの歴史を紹介する博物館になるのでしょうか。

 

贅を尽くした作りのパラシオ・カントン

歴史人類学博物館の内部

不気味な雰囲気のチャックモール像

様々な顔かたちがある骸骨の彫像

 

メリダはレストランやカフェが充実

  メリダはユカタンの観光拠点都市だけあって、外国人観光客向けのホテルはもちろん、レストランやカフェ、土産物屋などが充実しています。

  特にレストランは、ユカタン地方の伝統料理の店から、一般的なメキシコ料理や欧米風料理の店が町の中心部に集まっており、比較的リーズナブルな値段で食べることができます。特に、ソカロの周囲には夜の中央公園の様子を眺めながら食事ができるレストランが多く、夜には散歩の途中でお酒やコーヒーを楽しむ観光客で賑わいます。

  最近は、旅の途中で小型PCやスマホを使ってメールやfacebookをチェックする人が増えていますが、メリダの中心街のレストランやカフェでは、無料でWiFi接続ができる店が多いので助かります。

 実は、中央公園にも無料の公衆WiFiが設置されていて、ベンチでネットをやっている人をよく見かけます。日本では、店舗などの無料WiFi接続があまり普及していませんから、こういう面ではメキシコはいいと思います。

 

南国の雰囲気いっぱいのオープンカフェ

ソカロに面する建物。2階がレストラン、1階は土産物屋などがある

ユカタン地方の料理。ポヨ・ピピル(鶏肉のバナナの葉包み煮)

 

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「第13回」に続く

 



ラテンアメリカ博物館
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