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ユカタン半島 遺跡巡りの旅:第7回

チェトゥマル マヤ文化博物館

 

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メキシコ入国

 ベリーズの遺跡巡りを終えると、すぐにメキシコに戻りました。国境の通過にはいつも不安がつきまといます。

  本来なら、ベリーズ・シティ発のバスがメキシコのチェトゥマルまで行くはずだったのですが、メキシコ国境近くのコロサルに着くと、運転手に「もう行かない」と言われて降ろされてしまいました。さらに、新たに乗車したチェトゥマル行きのバスは、私が国境通過の手続きを終えたときには、すでに出発した後でした。

  しかたなく、また、国境からチェトゥマル行きのバスを探して乗るということになりました。まあ、こういうトラブルは途上国では当たり前ですから仕方ないですね。

 チェトゥマルはカリブ海に面したメキシコでは中規模の港町です。いわゆる観光地ではありませんが、ユカタン半島を旅行する人の多くが通過する場所なのです。私は、この町は三度目の滞在になりました。最初の滞在は30年前のことで、カンクンからパレンケに行く途中、お腹を壊して、ひどい安ホテルに滞在したのです。ですから、この町の印象は「ひどいところ」というイメージでした。

 しかし、町をゆっくり散歩してみると、意外にきれいで、活気に溢れていることがわかりました。

 

南国の雰囲気に溢れたロス・エロエス通り 海に面して建つ白亜の政府庁舎

 

チェトゥマルはシーフードが名物

  チェトゥマルは港町だけあって、メインストリートであるロス・エロエス通りでは観光客相手のシーフードレストランが目に付きます。久しぶりに魚介類が食べたいと思った私は、市場のそばで庶民的な感じのシーフードレストランを見つけて入りました。

  このレストラン、写真のように外観は庶民的ですが、料理やサービスは観光客向けと同じで、値段もけっこうしました。

  メキシコでは一般的に肉料理より魚介類料理のほうが高いのです。写真の魚の素揚げは200ペソ。これにフライドポテト、ビール、チップを合わせると300ペソ(2000円強)近くになりました。

  料理の味は、日本人からすると「何でこんなにカラカラに揚げてしまうの?」といった感じです。しかし、白身の大きな魚は、食べやすくて、それなりに満足でした。後から現地の日本人に聞いたら、「こちらの魚はよく揚げないと臭みが残るのだ」と言っていました。

 

庶民的?なシーフードレストラン 魚の唐揚げ。かなり大きくて食べ甲斐あり

 

 建物が立派なマヤ文化博物館

   この街で遺跡関係で見るところといえば、マヤ文化博物館(MUSEO DE LA CULTURA MAYA)です。

  市場に隣接して建てられた建物はかなり立派です。内部も近代的な作りになっていて、展示内容には工夫を凝らしているのがわかります。

 ただ、ここでは展示物のすべてがレプリカや模型なのです。もちろん、マヤ文明の全体像を知るにはそれで十分ではあります。例えば、ティカルなど複数の遺跡の主要建築物の模型を並べて大きさの違いを一目で理解できるようにした展示や、異なった複数の周期を持つマヤの暦のメカニズムを動く模型で表した展示など面白いものも多いです。

  それでも、本物の遺物がないというのは、寂しいですね。見終わった後、何か虚しい思いがして仕方ありませんでした。

 

マヤ文化博物館の外観

博物館内部の様子

ティカル遺跡の神殿などの模型を並べてある

いかにもレプリカという感じの石碑

 

線

 

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「第8回」に続く

 



ラテンアメリカ博物館
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