トルヒーヨ(コロニアル都市)  ペルー


ペルー国旗

繁栄するペルー北部のコロニアル都市

中央に大きなモニュメントが立つトルヒーヨのプラサ・デ・アルマス(中央広場)

トルヒーヨは、スペイン人フランシスコ・ピサロと共にペルー侵略を進めたディエゴ・デ・アルマグロが1534年に築いた。ペルーにおいて建設された8つのコロニアル都市の一つである。

アルマグロは、スペイン人のリーダーであるピサロの故郷、スペインのトルヒーヨ(trujillo)の名をこの街に冠した。ところが、その後、二人は敵対するようになり、1538年にピサロとの戦いに敗れたアルマグロは処刑されてしまった。さらに、ピサロもアルマグロの遺児によって暗殺されてしまうという悲劇的な運命を辿った。

悪行を重ねたスペイン人侵略者の憐れな末路とは関係なく、トルヒーヨはかつての植民都市の面影を残す美しい街として栄えている。

 

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トルヒーヨのシンボルとなっているカテドラル。ペルーでは、どぎつい原色で塗装された教会は珍しくない。黄色がよく目立つので待ち合わせ場所にはいいかも・・・。

プラサ・デ・アルマスに面して建つラ・リベルタ県の政庁。トルヒーヨの政治を担った歴史的な建築物の一つだ。


トルヒーヨは、解放者シモン・ボリーバルが指導した南米諸国のスペインからの独立戦争に、最も早く呼応したペルーの街。この「解放の家(casa de la emancipacion)」で、最初の独立宣言に署名がされた。現在は考古学博物館(国立トルヒーヨ大学博物館)などとして使われている。


トルヒーヨの中心部で最も人通りが多いパセオ・ピサロ。コロニアル様式の建物を使ったレストランや商店が道の両側に並び、大勢の人が行き来している。


夜のトルヒーヨの街角。歴史地区から外れた繁華街の明るい通りでは、夜遅くまで大勢の人が行き来し、道路わきには物売りが大勢出ている。ただし、小規模な商店が集まるこの地域の治安はあまりよくない。

 

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トルヒーヨの名物と言えば伝統舞踏である「マリネーラ・ノルテーニャ」。毎年1月末にはマリネーラ・フェスティバルがトルヒーヨで開かれ、ペルー全土からマリネーラの踊り手が集まる。本番はマリネーラコンテストと大パレードだが、それ以外にもプラサ・デ・アルマスでダンスが行われたりする。  


街から車で20分ほど走ると美しい浜辺があるワンチャコ海岸に行ける。トトラという葦の舟を使った伝統漁が行われていることで有名だが、現在は観光が盛んで、海の幸を提供するレストランも多い。

トルヒーヨの訪問レポートはこちら
第5回 太陽のワカ、月のワカ

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トルヒーヨと近郊の遺跡

トルヒーヨはペルー北部の主要都市で、首都リマからは飛行機かバスで簡単にアクセスできる。高速バスを使った場合、リマからの所要時間は9〜10時間程度。トルヒーヨ近郊には、インカ以前の文化の遺跡が多い。街には観光ツアーの会社が多く、毎日、遺跡やワンチャコ海岸に行くツアーを出している。

 

 



 
ラテンアメリカ博物館
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