スクレ市街 (ボリビア)

   
世界遺産旗


ポトシ銀山の富がもたらした繁栄 スクレ

スクレ
スクレの中心街

1545年、ここから約160キロ南のポトシで巨大銀山が発見され、大量の銀が産出されるようになった。この銀をヨーロッパに送るための中継地として作られたのがこの町の前身であるラ・プラタ(銀)市。白壁に統一された町並みにより「白い街」と呼ばれる。

南米の多くの国を巻き込んだ独立戦争によってこの地域がスペインから独立すると、独立の英雄シモン・ボリーバルの名前をとってボリビアを国名とし、初代大統領となったホセ・ デ・スクレの名をとって首都をスクレとした。つまり、この町はボリビアの首都なのだ。それも過去のことではなく、事実上の首都がラパスに移った今も、この町は憲法上の首都であり続けている。

町はかつて膨大な量の銀の集積地として栄えただけに、小さいながらも過去の栄華を感じさせる優雅な建物が立ち並んでいる。これだけ整った植民地時代の美しい町並みが保存されている地区は中南米全体でもあまりない。1991年に世界文化遺産に登録された。

 


スクレの中心部にそびえるカテドラルの塔
スクレのシンボルになっているカテドラルの塔。街の標高は2800mで、4000mを超えるポトシよりかなり低く、住みやすい。このため、ポトシを支配するスペイン人たちの多くがここに居を構え、街の主要な施設もポトシより立派なものが建てられた。


スクレの屋根
坂の上から見渡したスクレの中心部
赤がわらの屋根が並んだ町並みが美しい。政府が歴史地区の保存に力を入れていることでこうした景観が維持できている。

 


スクレ政府庁舎
スクレの5月25日広場に面した豪壮な政府庁舎。左に隣接してカテドラルがある。
 
自由の家
ボリビアの独立宣言が調印された「自由の家」
スクレの中心部にある歴史的建造物で、博物館になっている。ボリビアの歴史を知るには欠かせない場所。


自由の家内部
「自由の家」の内部。中央のガラス台の中に独立宣言文がある(レプリカ)。


街路
スクレの最大の特徴は街全体の美しさと雰囲気の良さと言える。街の中心地区の建造物の多くがポトシの富をつぎ込んだ贅を凝らした作りになっている。


古い家が並ぶ街路
中心から離れるに従って修復が不十分な古い家が並ぶ街路が多くなる。ただ、こちらのほうが歴史を重ねた味があるとも言える。


自由の家内部
街の南東にある丘の近くの街は綺麗に整備されていた。


ラ・レコレータ修道院前の広場
南東の丘の上には、現在は博物館となっているラ・レコレータ修道院の建物がある(奥左の建物)。その前の広場では学校帰りの子供たちが遊んでいた。


丘の柱廊
南東の丘の上には立派な柱廊があり、ここから街が一望できる。


カフェテラス
柱廊の下には観光客が街を眺めながらくつろげるカフェテラスがある。


自由の家内部
子供たちのパレードにも街の豊かさやエリート意識を感じる。


スクレの訪問レポートはこちら

南米ボリビア 遺跡と大自然の旅:第6回

ボリビアで最も美しい街 スクレ

 



行き方

地図

首都ラパスからはバスと飛行機で行くことができる。バスの所要時間は12〜13時間。ボリビアの長距離バスは基本的に3段階のグレードがあり、一番高いクラスであるカーマは、3列席でフルフラットに近いリクライニングができるなど、長時間移動でも比較的快適だ。また、飛行機もそれほど高くない。





 
ラテンアメリカ博物館
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