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アルゼンチン チリ ウルグアイ パラグアイ

南米南部の世界遺産

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イースター島 イグアスの滝 バルパライソ
【イースター島】

太平洋上にある絶海の孤島イースター島。そこには、モアイと呼ばれる、石でできた巨大な像が数多く残されている。

【イグアスの滝】

規模と迫力では世界一と言われるイグアスの滝。数百にのぼる滝が集まり、台地からなだれ落ちる水の力に圧倒される。

【バルパライソ】

チリの主要港であるパルパライソ。ヨーロッパ風の町並みと背後の山の斜面を使って作られた独特の景観が特徴。

下記は南米北部諸国の全世界遺産の概要。マークがある遺産は解説のページを表示できます。

 

アルゼンチン アルゼンチン
1.ロス・グラシアレス

1981年に世界自然遺産に登録。アルゼンチン南部のパタゴニアにある国立公園で、数多くの氷河や湖を有する美しい自然で知られる。ここにはアルヘンティーナ湖という巨大な湖があり、そこにペリト・モレノ氷河が押し出してきている。氷河は1日に約2m進むと言われ、先端部の湖に接している部分の氷塊が徐々に崩落し水中に落下することになる。その壮絶な光景を見るために多くの観光客が集まる。

2.グアラニーのイエズス会伝道施設群

1983年にブラジルのサン・ミゲル・ダス・ミソンイスが世界文化遺産に登録に登録された後、1984年にアルゼンチンのグアラニーのイエズス会伝道施設群を含めて拡大登録された。アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル三国の国境が集まるこの地域には、先住民グアラニー族が住んでおり、17世紀にイエズス会が伝道活動のために、数多くの伝道所を築いて布教と先住民保護を行った。

3.イグアス国立公園 矢

アルゼンチン側は1984年に世界自然遺産に登録。ブラジル側は1986年に世界自然遺産に登録。 ブラジルとアルゼンチンの両国にまたがる自然公園で、世界三大瀑布のひとつであるイグアスの滝がある。 イグアスとは先住民グアラーニ族の言語で「大いなる水」を意味する。広大な自然の中に数百にも及ぶ大小さまざまな滝が流れ落ちており、滝の高さは72mだが、滝全体の規模や水量では世界一と言われる。

4.リオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノス

1999年に世界文化遺産に登録。アルゼンチン南部に位置する洞窟で、内部には1万年前に描かれたという古代人の壁画が残っている。クエバ・デ・ラス・マノスとは「手の洞窟」という意味で、特に多くの人の手形が残っていることからついた名前だ。

5.バルデス半島

1999年に世界自然遺産に登録。アルゼンチン南部のパタゴニア東部にある、大西洋に面した半島で、陸上動物と海洋動物の保護地域となっている。ここの海岸とその周辺には、ミナミゾウアザラシ、オタリア、ペンギン、ダーウィンレアなどが生息し、海には、セミクジラ、各種イルカ、シャチなどが生息している。

6.イスチグアラスト/タランパジャ自然公園群

2000年に世界自然遺産に登録。アルゼンチンの北西部にある砂漠状の大平原。ここには2億3000万年も前の太古の地層に、砂漠性の潅木が生えた独特の荒涼とした光景が広がっている。また、ここでは世界最古の恐竜の化石が発見されており、新種の恐竜を求める研究者たちにも注目されている。

7.コルドバのイエズス会管区とエスタンシアス 
2000年に世界文化遺産に登録。アルゼンチン北部の主要都市がコルドバ。ここには、16世紀ころからイエズス会が建設をはじめた伝道所があり、南米最古の大学の一つであるコルドバ大学や教会、住居などがある。また、イエズス会はコルドバ州内に6つのエスタンシア(農園)を作って、資金を調達するための経営を行った。
8.ケブラーダ・デ・ウマワーカ
2003年に世界文化遺産に登録。アルゼンチン北部のアンデス山脈の中に位置するのがケブラダ・デ・ウマワーカ(ウマワーカ渓谷)。ここは、昔からアメリカ先住民たちの重要な交易ルートの中継地となっており、1万年以上前の遺跡からインカ帝国時代の遺跡までが残されている。
9.カパック・ニャン アンデスの道

2014年に世界文化遺産に登録。インカ帝国が広大な領土を支配するために築いた道路網。南米6カ国にまたがる長大な道路が今も残されており、この6カ国が協力して世界遺産登録を進めた。

10.ル・コルビュジエの建築作品

2016年に世界文化遺産に登録。世界的な建築家ル・コルビュジエの作品群。その中でも傑作とされる住宅、工場、宗教建築などをまとめて世界遺産に登録した。フランスを中心とする7カ国の建築群が対象で、アルゼンチンでは、ブエノスアイレス州のラ・プラタ市にあるクルチェット邸が入っている。南アメリカ大陸で実際に建てられたコルビュジエの住宅は、これしかない。

 

ウルグアイ ウルグアイ
1.コロニア・デル・サクラメントの歴史的街並み

1995年に世界文化遺産に登録。ウルグアイ南西部のラプラタ川沿いにあるのがコロニア・デル・サクラメントの街。元々、ポルトガル人が建設した街だが、対岸のアルゼンチンにブエノスアイレスを築いたスペイン人との間で後に争いとなり、スペイン領になったりポルトガル領になったりした歴史を持つ。碁盤の目のような町並みが特徴のスペインの街とは異なり、不規則に通りが交差する街の構造になっている。

2.フライ・ベントスの産業景観

2015年に世界文化遺産に登録。ウルグアイ西部のリオ・ネグロ県に位置し、1859年に創設された食肉加工工場を中心に発展した産業建築物群で構成されている。

 

チリ チリ
1.ラパ・ヌイ国立公園矢
1995年に世界文化遺産に登録。チリ本土から西へ太平洋上約3700kmのところに浮かぶ絶海の孤島イースター島。ラパ・ヌイとは、先住民の言葉で「大きい島」という意味だが、先住民は島のことを「テ・ピト・オ・テ・ヘヌア(地球のへそ)」と呼んでいた。島には数多くのモアイ像が残されているが、これを復元するプロジェクトが日本の支援で始まり、今ではかなりのモアイが立ち上がった。
2.チロエの教会群

2000年に世界文化遺産に登録。チリ南部のチロエ島には独特の木造教会堂が数多く残されている。これは、イエズス会が18世紀から19世紀にかけて建設したもので、ゴシックやバロックなどのヨーロッパの様式に地元の建築様式が混ざり合った独特なチロエ様式となっている。

3.バルパライソの海港都市の歴史的街並み

2003年に世界文化遺産に登録。チリの首都サンチャゴの西、太平洋に面した港町がバルパライソ。 スペイン風の重厚な建物が建つ海外付近と、カラフルな木造家屋がひしめくように立ち並ぶ山の斜面から街が構成されている。この斜面にある家と海岸部を往復する住民のために重力だけで登り降りするケーブルカー(アセンソール)がいくつか備えられており、独特の風情がある。

4.ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群

2005年に世界文化遺産に登録。チリ北部のアタカマ砂漠の中にあるイキケという街の東48 kmに位置する。ここで産出された硝石は、アメリカ大陸やヨーロッパの土壌改良に使われたり、火薬の原料として使われたりした。チリにはほかにも数多くの硝石工場があったが、ハンバーストーンは昔の面影をもっともよく残しているとされる。

5.シーウェル鉱山都市

2006年に世界文化遺産に登録。標高2000m以上あるアンデス山脈の斜面にある町。1904年から銅の採掘のために町の建設が始まり、1915年に銅の採掘会社の初代社長バートン・シーウェルにちなんで、町の名前をシーウェルとした。現地ではセウェルと呼ばれる。一時は世界屈指の銅鉱脈の採掘によって繁栄したが、次第に衰退していった。街は斜面に建てられており、階段の町としても知られている。

6.カパック・ニャン アンデスの道

2014年に世界文化遺産に登録。インカ帝国が広大な領土を支配するために築いた道路網。南米6カ国にまたがる長大な道路が今も残されており、この6カ国が協力して世界遺産登録を進めた。

 

パラグアイ パラグアイ
1.ラ・サンティシマ・トリニダード・デ・パラナとヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道施設群

1993年に世界文化遺産に登録。、パラグアイの首都アスンシオンの南東にある主要都市エンカルナシオン近郊にあるイエズス会の伝道所群。17世紀ころからに、この地域の先住民グアラニー族に対する宣教活動を進めたイエズス会が数多くの伝道所を建設。それが、ラ・サンティシマ・トリニダード・デ・パラナやヘスス・デ・タバランゲなどだ。アルゼンチンとブラジルにある「グアラニーのイエズス会伝道施設群」とも近い距離にあり、ほぼ同じ世界遺産だが、パラグアイでは唯一の世界遺産になっている。

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