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メキシコの世界遺産 |
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Google map上にブルーのポイントで各世界遺産の位置を示しています。地図の下の「大きな地図で見る」をクリックすると世界遺産リストと位置がリンクして表示されます。 |
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メキシコの古都オアハカ近郊の山頂にある遺跡モンテ・アルバン。サポテカ族によって建設され、最盛期には人口3万人に達した。 |
メキシコ中部にはスペイン植民地時代のコロニアル都市が多い。これはサン・ミゲル・デ・アジェンデのラ・パロキア教会。 |
メキシコシティの中心部、ソカロ広場。カトリックの大聖堂であるカテドラルや大統領宮殿など植民地時代の建物が多い。
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下記は南米北部諸国の全世界遺産の概要。 マークがある遺産は解説のページを表示できます。 |
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1.シアン・カアン |
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1987年登録の自然遺産。メキシコのユカタン半島の東側に位置する総面積5300平方kmに及ぶ自然保護区。広大な熱帯雨林やグレートバリアリーフに次ぐ規模という大サンゴ礁が広がり、多種多様な動物や鳥、植物が生育している。シアン・カアンとは古代のマヤ語で「空が生まれたところ」という意味。 |
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1987年登録の文化遺産。メキシコ南部のチアパス州にある古代マヤ文明の都市がパレンケ。1952年にメキシコの考古学者アルベルト・ルスによって、パレンケの中心的な建造物である碑銘の神殿の発掘調査が行われ、ヒスイの仮面をかぶった豪華な王の墓が発見された。密林に囲まれた壮麗な古代都市の姿も魅力的。 |
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1987年登録の文化遺産。16世紀に新大陸に侵略軍を進めたスペイン人たちは、当時、一大帝国を築いていたアステカ文明の都テノチティトランを攻略。都を破壊するとキリスト教の巨大な聖堂を中心とした殖民都市を築きあげる。これが今に残る歴史地区だ(上写真)。また、ソチミルコはアステカ文明が栄えた時代に存在した巨大湖の名残りとされ、当時の農法も受け継がれている。 |
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1987年登録の文化遺産。メキシコシティの北東約50kmに位置する巨大な遺跡。高さ65mの「太陽のピラミッド」や46mの「月のピラミッド」が有名。そのほか道幅が45mもある「死者の大通り」など、ラテンアメリカの遺跡の中では最大規模を誇る。ただ、スペイン人が到達するはるか以前に滅んでしまった文明であるため、謎が多い。 |
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1987年登録の文化遺産。オアハカは、1521年に建設されたメキシコ南東部に位置するコロニアル都市。標高1500mの盆地にあり、1年を通して温暖な気候が特徴。市街には、スペイン風の石造りの建物が並ぶが、特に、キリスト教会の装飾は華麗でウルトラバロックと呼ばれる。また、郊外にあるモンテ・アルバンはこの地方を支配したサポテカ族が建設した古代都市。 |
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1987年登録の文化遺産。スペイン人がアステカの衛星都市チョルーラを破壊し、すぐ近くに殖民都市プエブラを建設。その後、陶器作りに適した土がみつかったことで、スペインの陶器産地であるタラベラの技術によって陶器作りが盛んになった。植民地時代の主要な建物はこのタイルで飾られている。 |
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1988年に世界文化遺産に登録。1548年にこの地方で銀が発見され、大勢の人々が押し寄せたことでできた都市。銀によって得た富を使って豪華な教会やオペラ劇場などが作られ、他のメキシコの町にはない独自の景観が作られた。現在は、グアナファト大学を中心とした大学都市としての性格もあり、文化的で明るいな雰囲気に満ちた町だ。 |
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1988年登録の文化遺産。ユカタン半島の北部に位置する大規模なマヤの遺跡。9世紀ころから13世紀にかけて栄えた。マヤ人がククルカンの神殿と呼んだピラミッドに、春分の日と秋分の日になると羽毛の蛇ククルカンが降りてくることで有名になった。 |
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9.モレリア歴史地区 |
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1991年登録の文化遺産。メキシコ中部に位置するスペイン植民地時代の面影を残す古都モレリア。もとは、バリャドリードという名前だったが、1828年にメキシコ独立運動を指揮した英雄モレロスの名前を取ってモレリアと改称。旧市街には歴史的建造物が数多く残されている。 |
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1992年登録の文化遺産。メキシコ湾岸の古代遺跡エル・タヒン。この都市を築いたのは、一般にはトトナカと呼ばれる文明に属する人たちだといわれている。365個の窓を持つ碧眼のピラミッドを中心に、神殿や住居跡など、数多くの石造建築物が残されており、かなりみごたえのある遺跡だ。
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11.エル・ビスカイノのクジラ保護区 |
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1993年に世界自然遺産に登録。メキシコ北西部のバハ・カリフォルニア半島中央部にあるセバスティアン・ビスカイノ湾とオホ・デ・リエブレ湖、サン・イグナシオ湖は、コククジラの繁殖地となっており、世界のコククジラの約半数がここで生まれるという。 |
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12.サカテカス歴史地区 |
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1993年世界文化遺産に登録。メキシコシティの北部に位置するスペイン時代の殖民都市。不毛の土地に銀鉱脈が発見されたことで、この地はシルバーラッシュに沸き、大勢のスペイン人たちが集まって都市が築かれた。その富を使って、ウルトラバロックと呼ばれる壮麗な装飾を施した教会が作られた。 |
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13.サンフランシスコ山地の岩絵群 |
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1993年世界文化遺産に登録。バハ・カリフォルニア半島中央部の東側寄りに位置するサンフランシスコ山地に、かつてこの地に住んでいた先住民が残した壁画が岩壁や洞窟に残されている。これらは、古いものは紀元前1000年にまで遡ると言われる。 |
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14.ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群 |
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1994年世界文化遺産に登録。メキシコシティの南東にそびえる高峰ポポカテペトル山の山腹に残された、キリスト教各宗派の修道院郡。16世紀にキリスト教の宣教活動の拠点となった。 |
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1996年世界文化遺産に登録。ユカタン半島の中心都市メリダの南に位置するマヤ文明の巨大都市。「魔法使いのピラミッド」と呼ばれる巨大な建築物が有名。そのほか、壮麗な切石の装飾を施した「尼僧院」や重厚な石の建築物「総督の館」などがある。 |
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16.ケレタロの歴史史跡地区 |
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1996年世界文化遺産に登録。メキシコシティの北西に位置するケレタロ州の州都。歴史ある高原のコロニアル都市で、植民地時代に作られたサン・フランシスコ教会やサンタ・クララ教会、18世紀後半に作られた水道橋などがある。 |
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17.グアダラハラのオスピシオ・カバーニャス |
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1997年世界文化遺産に登録。メキシコシティの北西部に位置するメキシコ第二の都市グアダラハラにある孤児院と病院の複合施設。特に内部の天井などに描かれたメキシコ三大壁画家の一人、ホセ・クレメンテ・オロスコの絵が有名。 |
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18.パキメの遺跡、カサス・グランデス |
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1998年世界文化遺産に登録。メキシコ北部のチワワ州の州都チワワから北西へ約270kmの砂漠地帯にあるアメリカ先住民の遺跡。 |
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19.トラコタルパンの歴史遺跡地帯 |
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1998年世界文化遺産に登録。メキシコ湾岸のベラクルスの南に位置するスペインの植民都市。 スペインとカリブの建築様式が融合した独特の町並みが残されている。 |
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1999年世界文化遺産に登録。16世紀に建設されたユカタン半島で最初の植民都市。 メキシコとスペイン本国を結ぶ重要な貿易港として栄えたが、ここに集まる富を狙う海賊の襲撃をたびたび受けた。このため、町全体を城壁で囲んだ上に、強固な要塞を建設した。 |
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1999年世界文化遺産に登録。クエルナバカの南に位置する丘陵地帯にある遺跡。アステカ文明に先立つ、トルテカ文明の城塞都市と言われており、マヤ文明との交流の跡が残されている。ソチカルコは花々の館という意味。 |
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2002年に遺跡が文化遺産、2014年に周囲の熱帯雨林が自然遺産に登録され複合遺産となった。ユカタン半島の南部に位置するカンペチェ州のカラクムル市にある、 マヤ文明を代表する巨大遺跡。未開発の豊かな自然の中に巨大なピラミッド神殿などが残されている。 |
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23.ケレタロのシエラ・ゴルダのフランシスコ修道会伝道施設群 |
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2003年世界文化遺産に登録。ケレタロ州東部に位置する渓谷にあるフランシスコ修道会の伝道施設群。1750年代に伝道活動の拠点としてフランシスコ会によって作られた。 信者となったメキシコ先住民の手によって独自の彩色や彫刻が施されている。 |
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24.ルイス・バラガン邸と仕事場 |
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2004年世界文化遺産に登録。メキシコ人の建築家ルイス・バラガン・モルフィンが建築し自分の仕事場とした建物。バラガンは近代的なシンプルなデザインとメキシコ独特の色彩感覚を調和させ、水や光の効果を建物に大胆に取り入れた建築デザインで世界的に知られた。日本でも建築物がテレビCMに使われるなど注目されている。 |
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25.カリフォルニア湾の島々と保護地域群 |
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2005年世界自然遺産に登録。北米大陸とバハ・カリフォルニア半島の間にある細長い湾がカリフォルニア湾。ここには240以上の島々があり、海と陸には多様な生物が生育している。また、柱サボテンが林立する美しい自然景観も特徴となっている(上写真)。 |
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26.リュウゼツラン景観と古代テキーラ産業施設群 |
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2006年世界文化遺産に登録。メキシコ中部、ハリスコ州テキーラ市の周辺にメキシコ特産の酒であるテキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観。リュウゼツランはテキーラの原料になるサボテン。醸造所の多くは18世紀から20世紀にかけて建てられ、現在も使われているものがある。 |
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2007年世界文化遺産に登録。メキシコのみならずラテンアメリカ圏を代表する大学。メキシコシティにあり学生数は30万人にも達する。1920年代に自治権を獲得し、政府の干渉を排除した管理を行っている。ノーベル賞受賞者3人のほか、メキシコの政財界の主要人物の出身校ともなっている。 |
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28.モナルカ蝶(オオカバマダラ)生物圏保護区 |
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2008年世界自然遺産に登録。カナダから米国にかけて生息するモナルカ蝶は越冬のためにメキシコまで移動する。そして、メキシコ北部のミチョアカン州の山奥では、大量の蝶が集まって、空を埋め尽くすほど飛び回ったり、木々の枝が折れそうなほどにぶら下がったりしている光景が見られる。 |
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29.サン・ミゲル・デ・アジェンデの城砦都市とヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコの聖地 |
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2008年世界文化遺産に登録。メキシコ北部に位置するスペイン植民地時代の面影を濃く残すコロニアル都市がサン・ミゲル・デ・アジェンデ。街のシンボルとなっているラ・パロキア教会(上写真)はメキシコ一美しいと言われる。また、ヘスス・ナサレノ・デ・アトトニルコはサン・ミゲル・デ・アジェンデの北に位置する教会地区。 |
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30.ティエラアデントロの王の道 |
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2010年世界自然遺産に登録。メキシコシティとかつてメキシコ領であった米国のニューメキシコ州サンタフェをつなぐ全長2000km以上に及ぶ道のことで、各地で採掘した銀を運んだ道でもある。 |
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31.オアハカ中央渓谷のヤグールとミトラの先史時代の洞窟 |
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2010年世界自然遺産に登録。先史時代に狩猟採集民族が使っていた洞窟群と岩窟。オアハカ州のヤグールとミトラあり、ギラ・ナキツ洞窟、シルビア洞窟、ホワイト洞窟などが存在している。この文化的な価値は、北アメリカにおける植物栽培の起源とメソアメリカ文明の幕開けを告げるもの。 |
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32.エル・ピナカテ=グラン・デシエルト・デ・アルター生物圏保護区 |
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2013年世界自然遺産に登録。米国国境に広がる砂漠地帯にある、エル・ピナカテ火山を中心とした溶岩地帯と、巨大クレーターが存在する大砂丘グラン・ディシエルト・デ・アルター。その独特の景観と多様な動植物の存在が評価された。 |
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33.テンブレーケ神父の水道橋水利施設 |
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2015年世界自然遺産に登録。メキシコのメヒコ州とイダルゴ州にある16世紀の水道橋。フランシスコ・デ・テンブレケ神父の指導によって建造されたもので、最も高い場所は38mある。ヨーロッパの水利技術と、アメリカ先住民の文化との融合として評価されている。 |
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34.レビジャヒヘド諸島 |
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2016年世界自然遺産に登録。バハカリフォルニア半島南端、サンルカス岬の南西386kmに位置する4つの火山島からなる。
このうち、ソコロ島に海軍基地があり250名、クラリオン島にも海軍基地があり9名がいる。そのほかは無人島。 |
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