ピサック (インカ文明)  ペルー

ペルー国旗

山中に広がる神秘の遺跡群

最も観光客が多い、最上部にある「K’AN TUSRAKAI」の遺跡。
 ピサック遺跡は山の中に何カ所もの遺跡グループが点在している。ピサック村から登山道を歩いていく方法もあるが、かなり急な山道のため時間がかかって大変。タクシーを使って山の頂上近くにある遺跡の入り口まで行くほうが一般的だ。 入り口近くに位置する最初の遺跡グループ(K’AN TUSRAKAI)は、見晴らしのいい展望台やカーブした城壁、神殿など、バラエティに富んだ遺構が存在し、周囲の絶景と相まってなかなか見応えがある。

 

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この辺の石組みは全体的に荒い。入り口のようなくぼみにはミイラを安置していたそうだ。

二番目の遺跡グループ「K’ALLAQSA」。こちらは住居が多いためか、細かく仕切られた部屋が多い。

二番目の遺跡グループの建物の窓から見た最初の遺跡グループ。城砦といった感じがする作りだ。この遺跡の下で交差する道をピサック村に向かうと、途中にこの遺跡群最大の見所であるインティ・ワタナ(INTI WATANA)がある。

インティ・ワタナへ続く道に設けられた美しい門。多くの観光客が利用するツアーではインティ・ワタナへは行かないが、この門は二番目の遺跡グループの近くにあるので訪れる人も多い。

道の途中には岩をくりぬいて作ったトンネルもある。こうした石の加工はインカの人々が得意としていた。

深い谷を望む絶景の道。途中には展望台もあり、聖なる谷を見下ろす絶景が楽しめる。この辺りまでは、ツアーでも来る客が少しいる。

二番目の遺跡から30〜40分歩くとインティ・ワタナが見えてくる。遠目にも前の遺跡とは違うのが分かる。。

遺跡の中心施設。上の石が日時計の役割をしたインティ・ワタナ。マチュピチュにも同じようなインティ・ワタナがある。周囲の石組みの美しさはクスコのコリカンチャのようだ。

 際立った美しさを感じるインティ・ワタナの全景。

 断崖の淵に扇型に作られた住居群。

ピサック村の通り。後方の山に遺跡がある。ピサック村は遺跡より日曜市のほうが有名で、日曜になると村の広場には土産物屋が軒を連ね、大勢の観光客でごった返す。本来は、地元の人たちが物々交換をする素朴な市だったものが、観光客が増えたことで観光目当ての市になってしまった。残念!!。

ピサック遺跡の訪問レポートはこちら
第17回 ピサック遺跡

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評価の基準:★★★★★=文句なしに素晴らしい、絶対お薦め。★★★★=かなりいい、是非一度見てほしい。★★★=なかなかいい、見逃すのは惜しい。★★=まあまあ、期待しないで見てみてはどうでしょう。★=特にお勧めはしません。無星=なんだこれ、見ても疲れるだけ。

遺跡と自然の調和が素晴らしい。マチュピチュのように一カ所に固まっている遺跡ではないため、歩いて次の遺跡に向かう時に期待が高まって楽しい。

これまでたくさんの遺跡巡りをしたが、ピサックほど楽しい経験はしたことがない。遺跡は人が多くないことが重要で、観光客だらけのマチュピチュよりピサックのほうがずっと良かった。

お勧め度は最高の★★★★★だが、「天気が良い時に行く」という条件付だ。


 評価項目  評価
 遺跡 ★★★★
 周囲の環境 ★★★★★
 アクセス ★★★
 周辺施設
 お薦め度 ★★★★★

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インカの聖なる谷ルート図


 クスコの北に位置する「インカの聖なる谷」は路線バスやコレクティーボ(乗り合い自動車)が頻繁に走っている。クスコからピサックまでは、地元の乗り合いバスが利用できる。所要時間は1時間弱。
 ピサック村からは登山道が遺跡まで続いており、体力に自信がある人は歩いていくこともできる。一般的には頂上付近にある遺跡入り口までタクシーで行く。村の入り口にタクシーを手配する場所があるので、そこで頼めばいい。山の上の遺跡からピサック村まで歩いて遺跡巡りをすると4〜5時間程度はかかる。ゆっくり遺跡や自然を楽しむなら、もう少し時間に余裕を持ったほうがいい。

 

 



 
ラテンアメリカ博物館
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