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月のワカは、元の神殿覆い隠す形で新しい神殿を造るという方式を何度も繰り返して巨大化させたそうだ。外観はまるで土木工事の現場のようだ
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増築によって埋められた古い神殿が発掘によって現れた。その壁には当時とあまり変わらない鮮やかな彩色の壁画が残されている。
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鮮やかな色彩と優れたデザインがモチェ文化の高度さを示している。
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描かれているのは神殿に祀った創造の神アイ・アパエク(Ai Apaec)。
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神殿の頂上部の発掘も進んでいる。無数のアドベを積み重ねているのがわかる。
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月のワカの頂上から見た景色。手前が住居跡。その先の泥の山が「太陽のワカ」
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月のワカの北面。巨大な屋根が掛けられた壁面全体に、様々なデザインの彩色レリーフが施されている。ここでは、捕虜たちを生贄に捧げる儀式が行われたそうだ。
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これだけの迫力の大壁画はアメリカ大陸では他に例がない。壁面は七層に分けられ、各層に同じデザインの画が繰り返し描かれている。最下層は捕虜と神官、第二層は手を繋いだ踊り手、第三層はクモ、第四層は漁師、第五層はドラゴン、第六層は天空を示す蛇、第七層は創造神アイ・アパエクということだ。
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壁面は保存状態が良くない部分も多いが、ここは比較的良く保存されている。下は首を繋がれた捕虜、中は儀式の踊り手達、上は蜘蛛のデザイン。
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おどろおどろしい蜘蛛のデザイン。
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モチェの神話の世界を現したという細密壁画。高度な芸術性を感じる。
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神殿の頂上につながる坂の壁面。この坂を捕虜たちは首縄で繋がれて生贄にされるために降りてきたそうだ。
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月のワカの大壁面の再現図
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