太陽の島 (インカ) ボリビア

ボリビア国旗

インカ発祥の伝説が残る太陽の島

 
太陽の島のメインの港。周囲には宿泊施設が並んでいる

太陽の島は、チチカカ湖岸の町、コパカバーナ近くに浮かぶ島で、広さは約21平方キロある。元々、チチカカ湖の南岸で栄えたティワナク文化に属する人たちが住んでいたが、後にインカが侵入して支配するようになったとされる。

ここには、インカの初代皇帝マンコ・カパックとその妹のママ・オクリョが降臨したという伝説が残っている。インカ以前から先住民が巡礼地としていたこの場所を、インカは自らの宗教を根付かせることで支配を進めたと考えられる。

後にやってきたスペイン人たちも、キリスト教の聖堂を太陽の島に近いコパカバーナに建設し、巡礼地とすることで、宗教的な支配を目論んだ。

 

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太陽の島、月の島、コパカバーナの位置図

コパカバーナの港にはたくさんの観光船が浮いている。ツアーの船は午前と午後の2回あり、桟橋前のチケットブースやホテルのフロントでツアーチケットを買うことができる。


ボートの中はこんな感じ。ツアー客だけでなく、島に渡るためだけに利用する人も多い。


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ツアーでは、基本的に太陽の島だけを巡るのだが、太陽の島で問題が起きたときなどは月の島を加えることもある。この時も、太陽の島の北部コミュニティで争いがあって行くことができないということで、まず、月の島に行くことになった。写真は月の島。


月の島には「処女の宮殿」と呼ばれるインカの遺跡がある。

インカ時代には、こうした施設が神殿と共に作られていた。ここでは、特に選ばれた女性たちが儀式用の織物を織ったり、皇帝に仕えるのに必要な知識を身につけたりしていたそうだ。一説には、神への生贄に捧げられる準備をさせたとも言われている。


上の方から見た景色。遺跡は小さいが比較的整備されている。

尾根に上ると、遺跡の反対側に太陽の島が見える。月の島よりかなり大きい。


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月の島の見学を終えた後、ボートの屋根の上に乗って太陽の島を目指す。太陽が出ると暖かいのだが、そうでないと風が冷たくて寒い。


太陽の島の南端にある桟橋にボートが到着。ここにはレストランがあり、昼食をとることができる。ここから、ボートはメインの港に向かうが、ツアー客は歩いて港に行くこともできる。


北に向かうトレッキング道。緩やかな上り坂だ。


道の途中には太陽の寺院ピルコカイナというインカの小さな遺跡がある。


石組みは荒いが、インカらしい造りの建物だ。


1時間ほど歩くと、港の上の方に位置するメインの集落に着く。下の方にメインの港がある。周辺には宿泊施設が多い。


町のメイン通りとバックパッカーたち。この辺には土産物屋やホテルが多い。


メイン集落から月の島が見える。


集落から坂を下っていくと、途中にインカ時代の石垣から水が流れ出る「聖なる泉」がある。


泉の水はそこから石段脇に設けられた水路を伝って下に流れている。通常のツアーでは、下の港にボートが着き、この坂を上ってメインの集落に行くことになる。


集落に上る入り口には、伝説のインカ皇帝の像が立っている。


太陽の島のメインの港。ここにも大きな壁のようなインカの遺跡が残っている。


帰りのボートは3時半に港を出発し、コパカバーナ着は夕方5時となった。500円に満たないツアー料金で丸1日楽しめたことになる。

 

太陽の島の訪問レポートはこちら

南米ボリビア 遺跡と大自然の旅:第9回

インカの聖地「太陽の島」へ行く!

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ボリビアの首都ラパス、あるいはペルーのプーノからバスでコパカバーナへ。いずれも4時間ほどかかる。コパカバーナからは太陽の島行きのボートがある。町には数軒のツアー会社があり、太陽の島ツアーを行っている。また、太陽の島をゆっくり楽しみたいなら、ボートで島に行き、島にたくさんあるホテルなどの宿泊施設に泊まればいい。小さな島だが、自然が綺麗でのんびりできるだろう。

 

 



 
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