カハマルカ (インカ文明)  ペルー

ペルー国旗

インカ皇帝終焉の地

スペイン風の建物が立ち並ぶカハマルカの中心部
 カハマルカは、侵略者であるスペイン人フランシスコ・ピサロとインカ帝国皇帝アタワルパが出会ったインカ帝国の主要都市だった。
 アタワルパは、1532年に兄ワスカルとの戦いで勝利した後、温泉療養のためにカハマルカに逗留していたが、このとき配下の兵士168人を率いたピサロがやって来る。
 ピサロはアタワルパに奇襲攻撃をかけて捕らえ、膨大な金銀財宝を奪い取った後に殺害。そして、インカの都を徹底的に破壊し尽くし、その後に自分たちの植民都市を築いた。
  山の上から街を見下ろすと、プラサ・デ・アルマスと呼ばれる中央広場を中心として、スペイン統治時代の古い建物が軒を連ねているのが見える。写真左の緑の小山は、サンタ・アポロニアの丘。その先の四角い広場がプラサ・デ・アルマス 。

 

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 カハマルカのシンボルとなっているサンタ・アポロニアの丘。ここに登ると街を一望することができるため、いつも大勢の人が行き来している。

 スペイン植民地時代の、美しく情緒ある街並みがよく保存されている。

 街の中心部にある、インカ皇帝アタワルパが幽閉された部屋。この時は、工事中で中には入れなかった。

 アタワルパは、ピサロに対し「自分を解放すれば、この部屋を黄金でいっぱいにしてやる」と申し出て、絵のように、黄金を積み上げる高さを示したと言われている。この逸話から、この部屋は「エル・クアルト・デル・レスカテ (El Cuarto del Rescate=救命の部屋)」と呼ばれる。しかし、ピサロにはアタワルパを開放する気などまったくなく、黄金などが集まるとあっさり殺してしまったのだ。

 

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BANOS DEL INCA(インカの温泉)

  カハマルカの中心部からバスで15分ほどの所にあるのがインカ皇帝が愛用したという「バーニョス・デル・インカ(インカの温泉)」。 現在は、温泉を利用したレジャー施設が作られており、温泉プール、個室風呂、サウナ、マッサージなどが利用できる。写真は、インカ皇帝が入ったという浴槽が建物の中にある「インカの大泉」。  

 温泉が湧き出している泉。源泉は70度以上あるそうだ。

 温泉を利用したプール。入れ替え制のためゆったりと泳ぐことができる。

カハマルカの訪問レポートはこちら
第7回 インカ皇帝終焉の地 カハマルカ

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カハマルカ近郊の遺跡巡りルート

 カハマルカの近郊には、バニョスデルインカ(インカの温泉)のほか、オトゥスコ、クンベマヨなどがある。インカの温泉は市内からバスで15分ほどで、路線バスやコレクティーボ(乗り合いタクシー)が頻繁に行き来している。オトゥスコ、クンベマヨなどは、それぞれ市内からツアーが出ているので、それを使うと便利だ。

 



 
ラテンアメリカ博物館
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