チチカカ湖畔 (ボリビア)


ボリビア国旗

チチカカ湖周辺の高地に生きる民

農村風景
ボリビアの典型的な農村風景
 首都ラパスから車で3〜4時間走った所にチチカカ湖という大きな湖がある。その周辺には寒村といっていい、小さな村々が点在している。4000m近い高地であるため森林はなく、茶色の荒れた土地がなだらかな起伏を見せながら延々と続いている。貧しい農民の移動手段は歩くかロバに乗るかしかない。写真では、数頭の牛を追う男とその後ろにロバに乗った子供が写っている。


せん

農村の女性たち
農村の女性たち
 ボリビアの農村の女性たちは独特の民族衣装を着ているが、それは西洋の服装をアレンジしたものだ。この地方では写真左の女性のように帽子に山高帽を用いるのが特徴だ。右は若い女の子であるためまだ母親のような立派な帽子はかぶれない。同じ先住民でも、町に住む人たちに比べて服装に貧しさが表れている。


農村の子供 農村地域では、幼児の面倒は女の子がする。風呂敷のような大きな布に包んで背負うのが一般的だ。


母と娘
農村の母と子供
 農村の典型的な家庭の様子。この村は比較的大きく、NGOの援助による開発も進んでいるために人々の生活は比較的安定している。子供たちや母親の服装を見ると貧しくても、生活に困窮しているという状況ではないことがわかる。


農作業
チチカカ湖畔の農作業風景
 ボリビア国内の農業環境の中ではこの地域はかなり恵まれているようだ。広大な農地を牛に引かせた鋤で耕す農民男性とそれを手伝う二人の女性は黙々と作業をしていた。4000mの高地であるため栽培できる作物はそれほど多くなく、主にジャガイモの栽培が行われている。


湖畔の農耕地
チチカカ湖畔に広がる農耕地
 定期船が航行する湖としては世界で最も高い場所にあるといわれるチチカカ湖。その周辺は農地として開墾され、大勢の農民が生活している。緑が少なく、茶色の大地が延々と続く様を見ると、ここで生きる人々の生活の厳しさを感じずにはおれない。しかし、ここの農民たちよりはるかに厳しい暮らしを強いられている人たちが多いのがボリビア現実だ。




日曜日の教会
日曜日の町の教会
 チチカカ湖半の農民の女性たちには日曜日に着飾って町に出ることが最大の楽しみになっている。彼女たちはキリスト教の教会にお参りした後、町を散策して買い物などを楽しむ。物売りが多く出て、お祭りのようなにぎやかさだ。ここは、ペルー側のユングーヨの町の教会の前。


チチカカ湖の周辺地図

 このページで紹介した農村は地図の右上部分に位置する。ペルー側からラパスに行くには、プーノからユングーヨという国境の町まで行き、ボリビア側のコパカバーナから、ラパス行きのバスをつかまえるのが一般的だ。プーノはチチカカ湖畔にあり、ウロスというチチカカ湖上の浮島に住む先住民をたずねる観光の基地になっている。またコパカバーナにはボリビアで最も古いというキリスト教会があり、ボリビア人にとって宗教上のメッカとなっている。コパカバーナを経由しない南回りのルートを取ると、途中にインカ文明以前に栄えたティワナク文明のティワナク遺跡を経由することができる。




 
ラテンアメリカ博物館
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