マチュピチュ遺跡
マチュピチュ遺跡

南米地域の古代遺跡

  南米アンデス地域の古代文明は、インカのように山岳地帯に花開いた文明とナスカのように海岸地帯で栄えた文明がある。その遺跡の数は非常に多く、有名な遺跡には、アンデス山中で 紀元前に栄えたチャビン・デ・ワンタル(山岳部)、地上絵で有名なナスカ(海岸部)、強大な帝国を築いたチムー(海岸部)、太陽の門で有名なボリビアのティワナク(山岳部)などがある。しかし、古代文明の壮麗な都市の跡を見るなら、やはりインカに勝るものはない。マチュピチュだけでなく、インカの驚異的な石の加工技術を見ることができるオリャンタイタンボ(上写真)、ピサック、クスコ市街など、見逃せないスポットは多い。

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マチュピチュ オリャンタイタンボ サクサイワマン チャビン・デ・ワンタル ピサック チンチェーロ遺跡 ナスカ ティポン遺跡 クンベ・マヨ ピキリャクタ チャンチャン遺跡 月のワカ クエラップ セロ・セチン ワカ・ラハダ トゥクメ パチャカマック ラクチ遺跡 ティワナク遺跡
 


マチュピチュ オリャンタイタンボ ピサック チンチェロ
クスコ サクサイワマン タンボ・マチャイ プカプカラ
ケンコー ティポン ラクチ シルスタニ
カハマルカ 太陽の島

 

 



カラル チャンチャン クエラップ ティワナク
月のワカ トゥクメ ワカ・ラハダ セロ・セチン
パチャカマック パラモンガ ピキリャクタ クンベマヨ
ナスカ ワカ・プクヤーナ チャビン・デ・ワンタル イースター島
 

線


アンデス年表

※図をクリックすると拡大します。

年表・アンデス

 

シクラス

 

  リマの北約100kmに位置するチャンカイ谷にあるのがシクラス遺跡。さらに、その北にカラル遺跡がある。カラル遺跡を調査した米国とペルーの調査団は、この遺跡に残された建築物は紀元前2600年以上の歴史があり、アメリカ大陸最古の可能性があるとした。

 

コトシュ

 

  リマの北東部に位置するワヌコ市の近くにある古代都市。東京大学のアンデス調査団が発掘し、それまでアンデス文明の始まりと考えられていたチャビン・デ・ワンタルよりはるかに古い文明が存在したことが確認された。紀元前1800年より古いとされる交差した手のレリーフが発見されている。

 

・チャビン文化


  リマの北東部、アンデス山中の高度3200mに栄えた文化で、チャビン・デ・ワンタル遺跡が有名。その起源は紀元前1000〜800年ころといわれ、以前はアンデス地域で最も古い文明と言われた。石造りの大きな神殿や石のモニュメントを作ったことが特徴。

 

・パラカス文化

 

  ペルー南部の海岸付近で紀元前900〜100年ころまで栄えた文化。高度な染織技術を持っていたこと で知られており、美しい織物類が数多く出土している。また、岩山に数多くの地上絵を描いていたことがわかっており、これが、のちのナスカ人による地上絵につながったという説がある。

 

・ナスカ文化


  ペルー南部にある砂漠地帯に紀元前後〜600年くらいまで栄えた文化。その前のパラカス文化を継承しているとされ、一つの文化という考え方もある。地上絵で世界的に有名になったが、その文化の魅力は土器や織物に表されている。遺跡にはカワチ遺跡などがある。

 

・モチェ文化

 

  ペルー北部のモチェ川周辺で紀元前後〜700年くらいまで栄えた文化。「モチーカ」と呼ばれることもある。主な遺跡にはチクラヨの近くにあるワカ・ラハダがある。この文化が残した大量の土器は各地の博物館に展示されているが、人間や動物などをかたどった造形の面白さに魅了される。

 

・ティワナク文化

 

  チチカカ湖に近いボリビアの高原地帯に花開いた文化で、起源は紀元前にまで遡るといわれる。最盛期は800年から1000年ころで、北はクスコ付近、南はチリやアルゼンチン北部にまで影響を及ぼすほどの文明圏を構成した。遺跡はペルー国境に近くにティワナク遺跡がある。

 

・ワリ文化

 

  紀元500年から900年ころにかけて栄え、リマ南東のアンデス山中にあるアヤクチョ付近を中心にペルー海岸部まで広範囲な領土を獲得した文化。ティワナク文化と時代が重なり、かつては同類の文化と見られていた。遺跡はアヤクチョの近くのワリ遺跡やクスコの近くピキリャクタ遺跡がある。

 

・チムー文化

 

  ペルー北部のトルヒーヨ付近を中心に栄えた文化。1000年ころから文化圏が形成され始め、それ以前に栄えた周辺民族を併合しペルーの北部海岸一体を支配する王国を作り上げた。1400年代後半に新興国家インカの攻撃を受けて滅ぶ。その首都であったチャンチャン遺跡が残っている。

 

・チャンカイ文化

 

  リマの北にあるチャンカイ谷に花開いた文化。1000年ころに起こりスペイン人の侵入まで続いた。平和志向が強かったためチムーやインカといった強大な武力を持つ勢力とも共存できていたようだ。人をかたどった白い土器が多く残されており、その素朴な芸術性に多くの人が魅了されている。

 

・インカ文明

 

  ペルーの山岳部で1200年ころから台頭してきたのがインカ。近隣のチャンカ族やチチカカ湖周辺のアイマラ系諸族を平定した後、海岸地帯を支配していた強大なチムー王国に対して戦いを挑んで勝利。その後、北は現在のコロンビア南部、南はチリ、アルゼンチン の北部まで支配地域を広げ、一大帝国を築いた。しかし、1500年代にスペイン軍が侵入。1533年に皇帝アタワルパがスペイン人によって処刑されたことで事 実上インカ帝国は崩壊する。


 



 
ラテンアメリカ博物館
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