マチュピチュ
 マチュピチュ遺跡

 

南米地域の古代遺跡

  南米アンデス地域の古代文明は、インカのように山岳地帯に花開いた文明とナスカのように海岸地帯で栄えた文明がある。その遺跡の数は非常に多く、有名な遺跡には、アンデス山中で 紀元前に栄えたチャビン・デ・ワンタル(山岳部)、地上絵で有名なナスカ(海岸部)、強大な帝国を築いたチムー(海岸部)、太陽の門で有名なボリビアのティワナク(山岳部)などがある。しかし、古代文明の壮麗な都市の跡を見るなら、やはりインカに勝るものはない。マチュピチュだけでなく、インカの驚異的な石の加工技術を見ることができるオリャンタイタンボ(上写真)、ピサック、クスコ市街など、見逃せないスポットは多い。

 

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世界遺産
マチュピチュ
謎の天空都市
世界遺産
クスコ
インカの華麗なる都
オリャンタイタンボ
奇跡の巨岩都市
サクサイワマン

サクサイワマン
クスコを守る巨大要塞
ピサック
ピサック
山中の大規模遺跡群
ケンコー
ケンコー
加工巨岩の儀式の場
チンチェロ
チンチェロ
インカの栄華を偲ぶ神殿
タンボ・マチャイ
タンボ・マチャイ
インカ皇帝の沐浴場
ティポン
ティポン
インカの水の遺跡
プカ・プカラ
プカ・プカラ
クスコを守る城砦
カハマルカ
カハマルカ
インカ皇帝終焉の地
 



カラル
世界遺産
カラル
アメリカ大陸最古の都市
チャンチャン
世界遺産
チャンチャン
南米最大級の古代都市
太陽のワカ、月のワカ

太陽のワカ、月のワカ
驚異の彩色壁画
クエラップ
クエラップ
北のマチュ・ピチュ
ワカ・ラハダ
ワカ・ラハダ
南米のツタンカーメン
トゥクメ
トゥクメ
シカン文化の中心地
パラモンガ
パラモンガ
要塞風の砂漠の神殿
セロ・セチン
セロ・セチン
素朴な線描壁画が残る
ワカ・プクヤーナ

ワカ・プクヤーナ
アドベの巨大ピラミッド
パチャカマック
パチャカマック
時代を超えた宗教都市
ピキリャクタ

ピキリャクタ
石壁に囲まれたワリの都市
クンベ・マヨ
クンベ・マヨ
長大な水路が残る
ナスカ
世界遺産
ナスカ
地上絵を生んだ文化
チャビン・デ・ワンタル
世界遺産
チャビン・デ・ワンタル
アンデスの古代神殿
イースター島
世界遺産
イースター島
謎のモアイ像の島
   

 



線

 

アンデス年表

※図をクリックすると拡大します。

年表・アンデス

 

シクラス

 

  リマの北約100kmに位置するチャンカイ谷にあるのがシクラス遺跡。さらに、その北にカラル遺跡がある。カラル遺跡を調査した米国とペルーの調査団は、この遺跡に残された建築物は紀元前2600年以上の歴史があり、アメリカ大陸最古の可能性があるとした。さらに日本の調査団の調査でもシクラス遺跡の調査によって最大で紀元前2800年のものという結果を出した。つまり、カラル・シクラスは、エジプトやメソポタミアと同じ世界最古の文明と同時代に誕生したことになる。

 

コトシュ

 

  リマの北東部に位置するワヌコ市の近くにある古代都市。東京大学のアンデス調査団が発掘し、それまでアンデス文明の始まりと考えられていたチャビン・デ・ワンタル遺跡よりはるかに古い文明が存在したことが確認された。ここでは紀元前1800年より古いとされる交差した手のレリーフが発見されている。この建物は「交差した手の神殿」と呼ばれる。

 

・チャビン文化


  リマの北東部、アンデス山中の高度3200mに栄えた文化で、チャビン・デ・ワンタル遺跡が有名。その起源は紀元前1000〜800年ころといわれ、コトシュ遺跡の発掘調査が行われる前はアンデス地域で最も古い文明と言われた。石造りの大きな神殿や石のモニュメントを作ったことが特徴。土器は、表面を焼いて研磨することで黒い光沢を出しているのが特徴。

 

・パラカス文化

 

  ペルー南部の海岸付近で紀元前900〜100年ころまで栄えた文化。高度な染織技術を持っていたこと で知られており、様々な文様を織り出した美しい織物類が数多く出土している。また、岩山に数多くの地上絵を描いていたことがわかっており、これが、のちのナスカ人による地上絵につながったという説がある。

 

・ナスカ文化


  ペルー南部にある砂漠地帯に紀元前後〜600年くらいまで栄えた文化。その前のパラカス文化を継承しているとされ、一つの文化という考え方もある。地上絵で世界的に有名になったが、その文化の魅力は土器や織物に表されている。特に、ナスカの土器は落ち着いた中にも華やかさがある彩色土器で、その美しさと優れたデザイン性で際立っている。遺跡にはカワチ遺跡などがある。

 

・モチェ文化

 

  ペルー北部のモチェ川周辺で紀元前後〜700年くらいまで栄えた文化で、土器の紹介などで「モチーカ」と呼ばれることもある。主な遺跡にはチクラヨの近くにあるワカ・ラハダがある。この遺跡のシパン王の墓からは、金銀の装飾品や大量の土器が出土し ている。この文化が残した大量の土器は各地の博物館に展示されているが、人間や動物などをかたどった造形の面白さに魅了される。

 

・ティワナク文化

 

  チチカカ湖に近いボリビアの高原地帯に花開いた文化で、起源は紀元前にまで遡るといわれる。最盛期は800年から1000年ころで、北はクスコ付近、南はチリやアルゼンチン北部にまで影響を及ぼすほどの文明圏を構成した。遺跡はペルー国境に近くにティワナク遺跡がある。ここには巨岩を削って作った「太陽の門」と呼ばれるモニュメントが残されている。土器はオレンジ色を基調とした多彩色で、表面に動物などを描き出しているものが多い。

 

・ワリ文化

 

  リマ南東のアンデス山中にあるアヤクチョ付近を中心にペルー海岸部まで広範囲な領土を獲得した文化。紀元500年から900年ころにかけて栄えたと言われる。ティワナク文化と時代が重なり、土器などに描かれた神の姿がティワナクと似ていたため、かつては同類の文化と見られていた。土器はオレンジ色を基調とした華やかな彩色が特徴で、神の像を描いた大きなカメが残されている。遺跡はアヤクチョの近くのワリ遺跡やクスコの近くピキリャクタ遺跡がある。

 

・チムー文化

 

  ペルー北部のトルヒーヨ付近を中心に栄えたのがチムー文化。文化圏が形成され始めたのは1000年ころからと言われ、それ以前に栄えたシカンや周辺民族を併合しペルーの北部海岸一体を支配する一大王国を作り上げる。このため、チムー王国と呼ばれることが多い。しかし、1400年代後半に新興国家であるインカの攻撃を受けて滅ぶ。その首都であったチャンチャン遺跡が残っている。

 

・チャンカイ文化

 

  リマの北にあるチャンカイ谷に花開いた文化。1000年ころに起こりスペイン人の侵入まで続いた。文化的な性格で平和志向が強かったためチムーやインカといった強大な武力を持つ勢力とも共存できていたようだ。人をかたどった白い土器が多く残されており、その素朴な芸術性に多くの人が魅了されている。この文化の研究には天野博物館を作った天野芳太郎氏が力を入れていたことが知られており、博物館に行くと多くの出土品を見ることができる。

 

・インカ文明

 

  ペルーの山岳部で1200年ころから台頭してきたのがインカ。近隣のチャンカ族やチチカカ湖周辺のアイマラ系諸族を平定した後、海岸地帯を支配していた強大なチムー王国に対して戦いを挑んで勝利。その後、北は現在のコロンビア南部、南はチリ、アルゼンチン の北部まで支配地域を広げ、一大帝国を築く。しかし、1500年代に入り、王権をめぐる内紛が起きたところにスペイン軍が侵入。1533年に皇帝アタワルパがスペイン人によって処刑されたことで事 実上インカ帝国は崩壊する。



 

マチュピチュ オリャンタイタンボ サクサイワマン チャビン・デ・ワンタル ピサック チンチェーロ遺跡 ナスカ ティポン遺跡 クンベ・マヨ ピキリャクタ チャンチャン遺跡 月のワカ クエラップ セロ・セチン ワカ・ラハダ トゥクメ パチャカマック


 
ラテンアメリカ博物館
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